2013年7月31日 独女通信

「私、もしかすると、生涯独身のままかも……」

独女のなかには現在こんな不安を抱えている人もいるだろう。総務省発表の「国勢調査」によれば、現在の女性の生涯未婚率は10.61%。10人に1人以上は未婚という結果となっているのだ。ちなみに30年前の女性生涯未婚率は4.45%。倍以上に増えていることになる。

ではそんな、現代社会において生涯未婚となっている(または年齢的にもそうなる確率がかなり高い)女性たちは、結婚についてどう考えているのか?そんな疑問を持った時、やはりお手本となりそうな独身女性が多いのは、自立した女性が多い芸能界だろう。

まず生涯独身といえばこの方、黒柳徹子さん(79)。黒柳さんといえば昨年あの「ゼクシィ」のテレビCMに出演。そこで「今までに2、3回、結婚してもいいかなって思ったことあるのよ」と、自身の結婚について語ったことが印象深い。しかしなぜ黒柳さんは結局独身のままなのか? 実は黒柳さんはかつて「徹子の部屋」でゲストを相手にこんなことを語っていた。

「結婚しようかと思ったこともあったが、タイミングなどの関係で結局結婚にまで至らなかった」
「相手の人に『結婚するのはいいけど、キミねえ、結婚ていいものじゃないよ』といわれた」

つまり結婚していないのは「タイミング」の問題。しかし黒柳さんは結婚について、こんなふうにも語っている。
「私は結婚していないけれど、結婚していてもいなくても、今の私であることには変わりはない」

一方、作家の阿川佐和子(59)さんも独身として有名。阿川さんはこれまで、お見合いを30回以上経験しているというなかなかの婚活歴の持ち主なのだが、「結婚してもいいと思う人には断られる」ということを繰り返すうちに、結婚から遠ざかってしまったという。

そんな阿川さんは今、結婚についてこんなことを語る。
「結婚より、70・80歳になっても友達感覚でいられる方を選ぶ」

そして、二時間ドラマでは神田正輝や船越英一郎という婚約者を持つ“二時間ドラマの女王”片平なぎさ(54)さんも独身。若いころは「専業主婦願望が強かった」そうだが、
「恋をしている時に限って『この仕事やりたい』という話が来る」と、やはりタイミングの問題で独身になっているそうだ。

そんな片平さんは現在女の幸せについての考えは、こうだ。
「女に生まれたのに結婚もせず、子どもも作らず、怒られるかもしれませんが、正直この年になって申し訳ないぐらい自由で楽しいんです。それは仕事だけじゃなくて、自分の時間を楽しみ生活をすることも含めて、今とてもバランスがいい」

そして最後に紹介するのは久本雅美さん(55)。久本さんも独身だが、これまでの恋愛が結婚に至らなかった理由をこんな風に語っている。
「結婚に対して憧れたり、憧れなかったり、まるでジェットコースターのように意識の落差が激しかった。結婚に対して、真正面から取り組んだ事が無かった」

久本さんはこれまで紹介した独身の方々とは違い、本当に結婚願望がなかったというのだ。しかし現在、結婚についてはこんなことを語る。
「50すぎて、やっぱり寂しい。一緒に歩んでくれる人がいたらいいなと、真剣に思っております」

独身女性有名人の結婚感。まとめてみたがいかがだっただろうか? かつては結婚したいと願ったけど、今ではもう必要がないと思っている人。そして今でもひそかに結婚したいと思っている人……生涯独身を考えている人にとって、少しでも共感したり反面教師になったりと、思うことがあれば幸いである。
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