2015年04月20日 断章IV 2114 (寺山修司 短歌5首) 轢かれたる犬よりとびだせる蚤にコンクリートの冬ひろがれり ひとり酔えば軍歌も悲歌にかぞうべし断崖に町の灯らよろめきて 町の空つらぬき天の川太し名もなき怒りいかにうたえど にんじんの種子吹きはこぶ風にして孤児と夕陽とわれをつなげり 夏蝶の屍をひきてゆく蟻一匹どこまでゆけどわが影を出ず 1935―1983 < 前の記事次の記事 > コメント コメントフォーム 名前 コメント 記事の評価 リセット リセット 顔 星 情報を記憶 コメントを投稿する トラックバック
コメント